相続・相談コーナー

Q, 個人商店を次男と営んでいます。商売に関係する資産はすべて次男に相続させたいのですが。

『店舗については次男に相続させる』という遺言書を作成すれば次男が相続することになります。
もし、この内容では他の相続人の遺留分を侵害する場合には以下の対応が考えられます。
(1)他の相続人に遺留分放棄をさせる。
(2)遺留分を侵害した分については次男が代価を支払う事とする。

遺留分は、相続人に認められた権利ですが、行使するもしないも当人の自由です。遺留分を侵害された方が次男さんの商売に理解があれば問題ない場合も有ります。ただ、確実にするためには上記(1)(2)の方法をとることが考えられます。
(1)の遺留分放棄とは、『遺言で、自分の遺留分が侵害されても文句は言いません』という意思表示で、相続が始まる前(=遺言者が生きている間)に推定相続人(=遺言者が死亡した場合、相続人になる人)が家庭裁判所に申し出ます。
推定相続人にとっては遺産が一銭も入らない恐れがあるため、交換条件を出すなどしなければ難しいでしょう。
(2)は、遺言書でそのように指定する事ができます。また遺言書に書かなくても他の相続人から遺留分減殺請求がされた場合、金銭で解決することが普通ですので、余程の事情が無い限り問題にはならないでしょう。次男さんへ、その資金を準備しておくよう一言添えておけば良いと思います。

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